アマチュアの大里桃子(18=熊本空港CC)が、5バーディー、ノーボギーの67で回り、首位と4打差5位と好発進した。

 3月に熊本国府高を卒業したばかりの“桃子二世”。インスタートで初夏の日差しを浴びながら12、14番といずれも4メートルのパットを沈めてバーディー。後半も3つスコアを伸ばしてボギーなしでしのいだ。身長171センチのスラリとした原石は「ショットもパットのタッチもリズム良くやれました。100点に近い」と照れ笑いした。

 同学年の勝みなみは幼少時代からのライバルだ。14年のKKT杯バンテリン・レディースで、勝がツアー最年少優勝した瞬間を、スコアボードを入力するボランティアとして現場で見届けた。「最初はスゴいと思ったけれど、だんだん悔しさが出てきた」。同じ熊本出身で、名前も同じ上田桃子に憧れる。今年4月のバンテリンで上田がプレーオフの末にV逸し涙した時も、グリーン横で見ていた。20日の第2日は憧れの上田と同組対決。「目標は賞金女王です」。18歳の夢は果てしない。