<第85回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 順大は18位だったが、昨年の悪夢を乗り越えた。昨年は山登りの5区で小野裕幸(当時3年)が脱水症状を起こし、ゴール500メートル手前で途中棄権の悔しさを味わった。だが仲村監督は今年も絶大なる信頼を置いて小野を同じ5区に起用。小野も期待に応えて区間2位の快走を見せた。仲村監督は「小野はよくプレッシャーをはね返してくれた。途中きつそうだったけど、給水した時に『何分で走れますか?』とタイムを気にする余裕があったので大丈夫だと思った。復路で差を詰めるのは大変だけど、身の丈に合ったうちらしい走りをしたい」と謙虚に話した。