ブリヂストンが日本GP限定カラータイヤ
F1日本GP(10~12日、静岡・富士スピードウェイ)開幕を2日後に控えた8日、都内で関連イベントなどが行われた。参加全チームにタイヤを供給するブリヂストンは会見で、今GP限定で使われるタイヤを発表。溝の部分に緑のラインが入った特別タイヤで、レースを通じて地球環境への取り組みを訴えていく。ウィリアムズ中嶋一貴(23)も、トークイベントなどに参加した。
史上初の色付きタイヤが、富士を駆ける。壇上で披露されたマシンに装着されていたタイヤは、見慣れた重厚な黒ではなく、鮮やかなシマ模様。タイヤの回転に沿うように掘られた4本の溝には、緑色のラインが入っていた。
環境保護活動を推し進めるブリヂストンが「母国GPで何か特別なことはできないか?」と考えたことがきっかけだった。90年代にベネトンがタイヤ側面に色を入れたことはあったが、浜島裕英タイヤ開発本部長によると、接地面に色が付いたタイヤは「(自動車レースでは)過去にない」。まさに、レース史上初の試みだ。
工程にも、エコの意識が反映されている。塗装が施されたのは、今大会で全20チームに用意されたドライ用タイヤ1200本すべて。延べ46人の作業員が機械を使わず、1本ずつを手塗りした。作業は6日間に及んだという。
ドライバーにさえ極秘の計画だった。会見に同席したマクラーレンのハミルトン、コバライネン、フェラーリのライコネン、マッサも、会見で初めて実物を目にした。「グリップ(接地力)が落ちるのでは」と冗談半分に質問するマッサに対し、浜島本部長は「性能は変わらないよ」と説明していた。【森本隆】
[2008年10月9日9時26分 紙面から]
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