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一貴一時13位浮上も最下位に沈む/F1

ドリンクを口にしながらリラックスした表情の中嶋一貴(AP=共同)
ドリンクを口にしながらリラックスした表情の中嶋一貴(AP=共同)

<F1:マレーシアGP>◇23日◇決勝◇セパン・サーキット◇1周5・543キロ×56周

 ウィリアムズ中嶋一貴(かずき=23)が、完走17台中最下位の17位に終わった。最後方の22番手スタートから果敢に攻め、一時は13位にまで浮上。しかし、終盤に伸びを欠いて次々と順位を落とし、開幕戦オーストラリアGP(6位)に続く入賞はならなかった。キミ・ライコネン(フェラーリ)が1時間31分18秒555で優勝し、今季初勝利。トヨタはトゥルーリが4位、スーパーアグリ佐藤琢磨は16位で完走した。

 攻めども攻めども、タイムは伸びない。中嶋は15番手を走行中の40周目、高速コーナーでスピン。佐藤らスーパーアグリ勢に抜かれ、2戦連続入賞の夢は消えた。「エンジンをいたわって、ゴールに向かうことだけに集中した」。残された目標は、チェッカーを受けることだけだった。

 オーストラリアGPでの危険走行による罰則により、決勝は最下位スタートになった。「レース戦略をアグレッシブに」と思い切った作戦が成功し、序盤はライバルをごぼう抜き。一時は13位に浮上した。しかし、最初のピット作業後、左後輪のパンクで予定外の早い再ピットインを強いられた。終盤は、30キロ近く重い燃料を背負ってのレースだった。

 唯一の救いは、急きょ出場した昨年のブラジルGPから続く連続完走記録を3戦に伸ばしたことだった。「次のバーレーンは(昨季の)GP2で走ったことがあるし、気持ちを切り替えて臨みたい」。苦いレース経験も無駄にはしない。

 [2008年3月24日9時30分 紙面から]


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