25日のハンガリーGP予選での事故で頭部の手術を受けたフェラーリのフェリペ・マッサ(28=ブラジル)の術後の経過が良好であることを27日、ハンガリーの国防省高官が明かした。救急搬送されたブダペスト市内の軍の病院で頭蓋(ずがい)骨の骨折が判明して緊急手術を受け、人工的に48時間の睡眠状態に置かれたが、この日にその期間が終わり意識が戻った。問いかけに答え、手足を動かしているという。再び脳のCTスキャン検査を受ける予定で、担当医師団は慎重に経過を見守っている。同高官は「ゆっくりだが快方に向かっているようだ」と説明した。