バスケットボール女子、WリーグのJX-ENEOSは6日、192センチの日本代表のエース、渡嘉敷来夢(23)が米プロリーグWNBAのシアトル・ストームと契約したと発表した。

 東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで記者会見を行った渡嘉敷は「オファーを受けてうれしい気持ちでいっぱい。いろいろなことを吸収したい」と笑顔で話した。

 日本人選手はこれまでWNBAで、1997、98年に萩原美樹子、2008年に大神雄子(日本協会)がプレーした。5月上旬に渡米し、6月5日の開幕に備える。

 9月13日までのレギュラーシーズンでプレーオフ進出を争い、シーズン終了後はJXでプレーする。契約は5月からの1年間で、リオデジャネイロ五輪予選時には日本代表に合流できる。

 渡嘉敷は愛知・桜花学園高から2010年にJOMO(現JX-ENEOS)入り。新人で初のリーグ最優秀選手(MVP)に輝くなど中心選手として活躍し、今季はチームを7連覇に導いた。

 日本代表では13年アジア選手権で43年ぶりの優勝の原動力となり、昨年の世界選手権にも出場した。