世界ランキング5位の第1シード、錦織圭(25=日清食品)は、同66位、ノーシードのパブロ・アンドゥハール(スペイン)を6-4、6-4で下し、2連覇を達成した。

 -2連覇した心境は

 錦織 正直、連覇をそこまでは意識してやっていなかった。自分はクレーのスペシャリストではないから、ここで勝てたのはとてもうれしい。

 -決勝は苦しんだ

 錦織 特に第2セットは厳しかった。相手の調子がずっと良かったので、最終セットに持ち込まれることも覚悟した。

 -ミスも多かった

 錦織 緊張が大きな原因かな。硬さもあって出だしが悪かった。体も100%ではなかったので気にしながら…。

 -それでも勝てた

 錦織 悪い中でも流れを引き戻して自分のプレーをできたのは、強くなった証拠だと思う。全ての大事なゲームを取れた。100%の出来ではなかったが勝てた。それが最も大切。

 -全仏オープンに期待が膨らむ

 錦織 全仏でいい結果を出すことが次の目標。すごくわくわくしている。5セットで争う4大大会は他の大会とは違う。でも全仏で好結果を得られる状態に近づいていると思う。