日本オリンピック委員会(JOC)は28日の選手強化常任委員会で、有望な中高校生に寄宿制で英才教育を施すエリートアカデミーの対象競技を見直し、来年4月からは卓球など現行の5競技以外にも門戸を開くことを決めた。所属選手については在校生を含め、あらためて選抜し直す。

 2020年東京五輪に向け、より成果を重視した質の高い強化を進めることが狙いで、5月にも競技団体向けの説明会を開く予定。

 同アカデミーは08年にレスリングと卓球で始まり、フェンシング、ライフル射撃、水泳の飛び込みが加わった。今春は4人が入校し、計47人が東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に近隣の学校に通いながら腕を磨いている。