国際体操連盟(FIG)は15日、メルボルンで評議員会を開き、2020年東京五輪の体操男女で団体総合は現行の1チーム5人から4人に削減することを正式決定した。

 種目別の出場枠を広げることで、より多くの国・地域の参加を促す狙い。ただし、団体とは別の出場枠が加わり、1カ国最大で6人出場できる。

 団体予選は4人が演技して各種目上位3人の得点、決勝は3人が演技して得点を合計する。FIG理事を務める日本協会の渡辺守成専務理事は「1チームの人数が減ると(1人1人が)複数種目を演技できる方がよく、個人総合の強い日本にとっては有利なルール変更との見方がある」と話した。

 世界選手権は17年大会から現行の1チーム6人を5人に減らすことも決まった。