日本バスケットボール協会の改革を進めるタスクフォースは2日、都内で第6回の会議を開き、国際バスケットボール連盟(FIBA)から受ける無期限の資格停止処分の解除について、一部が6月からになる見通しを示した。公式戦参加の対象は世代別代表限定だが、出席したFIBAのワイス財務部長は「海外遠征、練習試合などは問題ない」と解説。男女日本代表も強化を図れることになる。

 男子代表にとっては追い風だ。当初は5月か6月に予定された16年リオデジャネイロ五輪1次予選の東アジア選手権が、開催国が決まらずに中止が濃厚。日本を含む世界ランクの上位者がアジア地区予選となるアジア選手権(9月、中国)に進む見込みだが、夏場に強化計画を組める。

 8月以降の国際大会への参加については、FIBAの8月上旬の理事会で決定するが、タスクフォースの川淵チェアマンは「まったく心配していない」と手応えを口にした。