女子シングルスで日本勢が“全滅”した。世界ランク9位の伊藤美誠(14=スターツ)は2回戦で、同5位の石川佳純(22=全農)は準々決勝で、ともに同1位の丁寧(25=中国)に1-4で敗退。2年ぶりの大会制覇を狙った世界8位の福原愛(26=ANA)も、2回戦で姿を消した。

 丁寧に初挑戦した伊藤は「すごくいい球を打っても返される」と脱帽。昨年W杯のリベンジに失敗した石川も「(丁寧は)対応が速い。自分の凡ミスも多かった」と肩を落とした。韓国の徐孝元に屈した福原は、ショックを隠せず「情けないというか、自分に失望する感じ」と悔やんだ。来年リオ五輪の日本代表候補は9月の世界ランク上位2人が自動決定し、3番手は団体戦要員になる予定。来週韓国オープンを含め、ポイント加算大会は8月末まで実質残り4試合。日本勢の厳しい争いは続く。