女子ダブルス世界ランキング1位の「タカマツ」に大アクシデントが発生した。

 高橋礼華(25)松友美佐紀(23=ともに日本ユニシス)組は、世界ランク33位のインドペアと対戦。第2ゲーム途中に松友が右足首をひねった。試合はストレート勝ちしたものの、試合後は車いすで医務室に運ばれ、車で病院に搬送された。

 第2ゲームの高橋のスマッシュが決まり5-1とすると、コート中央付近で松友が顔をしかめながら、動けない。コーチらに「ひねっちゃった。動けない」。高橋に支えられながらコート脇に移動し、患部を冷却。高橋が思わず「うわあ、結構腫れてるよ」と驚くほど、くるぶし付近が腫れ上がった。試合は続行。11-7となったところで、再びコート脇で患部をテープで固定した。前に松友、後ろに高橋の布陣をとり、痛みをこらえながら、松友がスマッシュを決めるなど、耐えて勝利をつかんだ。

 関係者によると「これからエックス線を撮る。結果が出てみないと分からない」と状況を説明した。高橋は「いろいろなアクシデントがあっても勝つことができたので良かった。捻挫だと思うので、明日はどうなるか。あまり無理はしないでほしい」と10日の2回戦出場へ不安な様子を浮かべていた。