75キロ級決勝で浜口京子に敗れた馬場菜津美(24=自衛隊)は「偉大な大先輩だけど、胸を借りるつもりではなく勝つつもりでした」と、1-2の逆転負けを振り返った。

 山梨学院大柔道部で活躍し、10年には世界ジュニアで準優勝した。「大学で十分やったし、卒業したら柔道はやめるつもりだった」が、自衛隊の練習に参加してレスリングの魅力にはまり、昨年自衛隊入りとともにレスリングに転向した。

 日本選手の中では長身の176センチ、柔道仕込みの足技で6センチ低い浜口を攻め立てたが惜敗。「東京ももちろん狙っているけれど、リオもチャンスがあると思っているので。全日本では浜口さんに勝ちます」と転向2年での五輪出場を目指して話していた。