組織的なドーピング関与を受けてロシア陸連が正式に資格停止処分を受けた問題で、ロシアのムトコ・スポーツ相は26日、ドイツで世界反ドーピング機関(WADA)のハウマン事務総長と会談し、全面的に改革の提案を受け入れる意向を表明した。

 WADAは不正に関与したモスクワの検査所の認定を取り消し、18日の理事会で同国の反ドーピング機関を「不適格組織」とした。AP通信によると、ムトコ・スポーツ相は「反ドーピング機関の構造改革や必要な措置に関する案に従いたい」と述べた。

 ロシアの陸上選手は反ドーピング態勢が整備されなければ来年のリオデジャネイロ五輪に出場できない可能性がある。