帝京長岡(新潟)は初の準決勝進出を逃した。唯一の46回皆勤出場、優勝20回の名門・能代工(秋田)を相手に善戦及ばず敗れた。マリ人留学生で203センチのCディアベイト・タヒロウ(2年)が25日の初戦で右ひざ内側靱帯(じんたい)を痛め、本来の力を発揮できなかった。

 柴田勲コーチ(46)は「タヒロウの負担が大きかった。うまく足を動かせなかったが、よく頑張ってくれた」とエースの奮戦をねぎらった。主将のSG頓所幹康(3年)は「タヒロウに頼りすぎで日本人が攻守に力を出せなかった」と反省。そして「今の2年生は経験を積めているので、来年は上(ベスト4以上)へ行ってほしい」と後輩に雪辱を託した。