日本航空石川(石川)が、京都成章(京都)に屈した。

 体を張ってディフェンスしたプロップ水谷颯真(みずたに・そうま、3年)は「ここまでセットプレーで通用しないとは思わなかった」と脱帽した。

 水谷は小学校時代、石川・穴水町の穴水少年相撲教室に通っていた。同教室の先輩には、大相撲の人気幕内力士・遠藤がおり、水谷は「高校時代の遠藤さんに『びびるな。思い切りいけ』と指導された」という。相撲で培った当たりの強さで、タックルとコンタクトプレーには自信を持って臨んだが、2回戦に進むことはできなかった。水谷は「タックルでは通用した部分もあった。後輩には来年、自信を持って頑張ってほしい」と話した。