フィギュアスケート全日本選手権から一夜明けた28日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナでエキシビションが行われ、男子シングル4連覇の羽生結弦(21=ANA)、2年ぶりの出場で3位に入った元世界女王の浅田真央(25=中京大)らが華麗な演技で観客を魅了した。

 ジャズの軽快なリズムに合わせてタキシード姿で踊った浅田は「楽しんで滑れました」とニッコリ。お正月の予定を聞かれると、「やっぱり、こたつでみかんですね」と話し、笑いを誘った。

 羽生は東日本大震災復興への思いを込めた「天と地のレクイエム」、続いてフリーの「SEIMEI」の一部を力いっぱい披露した。来年3月の世界選手権(米国・ボストン)に向け「今は僕ができる限界の構成をやっていますが、その限界を上げていきたい」とさらに高難度のプログラムを目指すことを宣言した。