卓球の福原愛(27=ANA)が、全日本選手権16強に終わった傷心を「雪かき」で解消した。

 18日、ワールドツアー・ハンガリーオープン(20日開幕、ブダペスト)出場のため羽田空港から出発。前夜に時差調整で深夜まで起きていたため、吹雪を確認。早朝のタクシー予約を試みるも4社から断られ、バスと電車での移動を決断。朝7時起床で余裕を持って都内の自宅マンションを出ると、スーツケースが動かないほどの積雪。雪国出身の経験を生かし、清掃員から道具を借りて約10メートル雪かきをしたという。「得意なんです。コツがある。気持ちも吹っ切れました」と笑顔を見せた。全日本での10代選手3人の4強入りに「お尻に火が付いた」と、リオ五輪に向け、もう若手に負けられない。