国際スポーツ界の影響力や政治力を国・地域別で数値化したランキングがこのほど公表され、日本は133点で12位だった。

 1位は309点の米国で、2位はフランス、3位が英国。9位の中国がアジアでトップだった。デンマークの国内オリンピック委員会(NOC)とスポーツ連盟が2015年の調査でまとめた。

 データは118の競技連盟から計1673の役職を対象とし、国際オリンピック委員会(IOC)会長が10点、国際サッカー連盟(FIFA)会長が9点、IOCに承認された国際競技連盟(IF)の会長が8点など役職別にポイント化。日本は昨年、FIFA理事に田嶋幸三氏、国際柔道連盟(IJF)の理事に山下泰裕氏、上村春樹氏がそれぞれ就任し、初めて調査された13年より33点増えて順位を二つ上げた。2年間のポイント上昇率ではカナダに次いで2番目だった。

 日本は20年東京五輪・パラリンピックを見据え、国際競技のルール変更や大会招致に影響するIF役員数の増加を重要な課題として支援している。