第1シードのノバク・ジョコビッチ(28=セルビア)が第2シードのアンディ・マリー(28=英国)を6-1、7-5、7-6で下し、2年連続6度目の優勝を飾った。

 センターへのサービスエースで試合を締めた。右手でガッツポーズを作ると、コートにキスをして喜びを爆発させた。

 表彰式では、誇らしげに銀の優勝カップを掲げ、声援に応えた。「アンディと彼のチームに敬意を払いたい」。スピーチでは準優勝のマリーを気遣う余裕さえ見せた。「毎年素晴らしい環境を作っていただいてありがとう。(全豪で)プレーできることは最高です」とファンにも感謝の言葉を届けたジョコビッチに大きな拍手がおくられた。

 ジョコビッチは全豪の優勝回数がロイ・エマーソン(オーストラリア)に並び男子最多となった。

 前回準優勝で、5度目の全豪決勝となったA・マリーの初優勝はならなかった。