昨年のNHK杯女王で、世界選手権代表の杉原愛子(16=朝日生命)が、合計56・500点の予選2位で、3日の決勝に進んだ。

 1種目目が、3月の高校選抜で3回落下した平均台。「絶対に落ちないように」と守りに入ったが、何とか乗り切ると、最後の段違い平行棒では、出場選手トップの14・500点をマーク。初めて挑む五輪代表選考の第1日を無難に乗り切った。

 昨年末に、塚原千恵子女子代表監督が指導する朝日生命に移籍。「冷暖房もあって環境もいいし、ていねいに指導してもらえてありがたい」。昨年11月に2度手術した右ひざも完治し、初の五輪代表に向けてまっしぐらだ。

 女子は村上茉愛(19)、男子は加藤凌平(22)がトップで予選を通過した。男子は予選の上位36人、女子は同24人が3日の決勝に進出。予選の得点は持ち越さない。