第6シードの錦織圭は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、3-6で屈し、初優勝はならなかった。

 錦織は序盤からサーブに苦しみ、ラリーでもミスが多かった。4大大会に次ぐ格付けのマスターズでは、ラファエル・ナダル(スペイン)を相手に途中棄権した2014年マドリード・オープン以来、2度目の決勝進出を果たしたが、再び頂点に届かなかった。

 ジョコビッチは今季4勝目で通算63勝目。大会3連覇でマスターズの優勝回数は単独最多の28勝目となった。優勝賞金は約103万ドル(約1億1500万円)。

 ジョコビッチの話 最高の試合だった。(錦織に)重圧をかけ続けることができた。マイアミは(2007年に)マスターズで初優勝した特別な場所だし、新記録の28勝目もここで達成できてうれしい。