国際オリンピック委員会(IOC)は5日、バイアスロン男子で英雄的な存在のオーレアイナル・ビョルンダーレン(42=ノルウェー)が競技に専念するため、IOC委員を辞任したと発表した。

 2014年ソチ冬季五輪で単独最多となる通算13個目のメダルを獲得したビョルンダーレンは、同五輪期間中に行われた選手委員選挙で当選し、IOC委員に就いた。

 しかし競技との兼ね合いで会議に出席できないことが多く、バッハ会長は「スポーツに専念するには正しい決断だった。競技者としての成功を祈る」との声明を出した。