世界6位の錦織は全仏オープン3回戦に向け、対戦相手で同52位のベルダスコ(スペイン)を想定して約1時間、練習した。

 ベルダスコは左利きで球の回転量が多く「ラファ(ナダル)に近い」。元世界7位で、4月には2年ぶりのツアー優勝を赤土で飾った。対戦成績も錦織の1勝2敗。その1勝も錦織の得意なハードコートにもかかわらずフルセットの辛勝だった。試合前日、ベルダスコと同じ左利きでバックが両手打ちのフランス人選手を練習相手に指名。右利きとは逆回転となる左利きのサーブを打ち返すなど、対策に余念がなかった。