男子シングルス4回戦を翌日に控え、リオデジャネイロ五輪銅メダルで、世界7位の錦織圭(26=日清食品)はこの日、約1時間半、練習で汗を流した。対戦相手で身長211センチのカロビッチ(クロアチア)の剛球サーブを想定し、チャン・コーチがネット際から打ったサーブをリターンする猛特訓を繰り返した。

 練習コートから引き揚げる際には、2つ離れたコートで練習するカロビッチをチラ見。少し気にしながらも“ニアミス”にも動じなかった。また、ファンからは「ケイ!」コールが起きるなど、翌日の4回戦に向け後押しをもらった。

 錦織とカロビッチの対戦成績は、錦織から1勝2敗。現在の世界100位以内で身長195センチ以上の巨人選手では、ただ1人、錦織が負け越している相手になる。