女子ショートプログラム(SP)で、昨季世界ジュニア女王の本田真凜(15=大阪・関大中)は55・47点にとどまり、5位と出遅れた。

 今季のSPは、浅田真央が13-14年シーズンのエキシビションで使用した「スマイル」。世界ジュニア選手権、昨年3位だったGPファイナルの2冠を目標に「去年の倍以上」という練習をこなし、万全の状態でグランプリ(GP)シリーズ初戦に臨んだが、冒頭のジャンプで体が傾くなどまとめられなかった。滑り終えても笑顔はなく、「多くのお客さんの前でいい演技をしたいと思っていたのですが…。今はちょっと何が起きているか分からない」と涙ぐんだ。1日空いて行われる11日のフリーで「気持ちを切り替えて、(GP)ファイナルに行けるようがんばりたい」と逆転表彰台を狙う。

 他の日本勢2人は、坂本花織(16=神戸ク)が65・66点で1位、今季ジュニアデビューの山下真瑚(13=グランプリ東海ク)が64・86で2位と好発進した。