空手家でタレントの角田信朗(55)が15日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、18日に行われるボディビルの「第28回日本マスターズ選手権大会」(金沢市)に向けた意気込みを語った。

 7月に行われた大阪大会の優勝で出場権を獲得して臨む今大会は、さらにパワーアップを遂げた。自ら弱点という肩と胸回りの厚みを増すため「死にもの狂いで、これ以上できないというぐらいに鍛え上げました」。そのかいあって、体脂肪や皮膚の状態などは前回同様のレベルを維持しながら、体重は1・5キロ増えたという。着実に筋肉の量を増やし、この日もひと回り大きくなった上半身を美しいポージングで披露した。

 競技歴は約1年。日本マスターズには初めての挑戦だ。ライバルの中には「1年生が勝てるほど甘くない」と、打倒角田へ息巻いている選手もいるという。角田自身も「お化けみたいな、すごみのある選手がいるのが日本マスターズ」と大会のレベルの高さは認めている。それでも、上位進出は譲れない。「最低でも3位以内の表彰台。入賞(6位以内)だったら僕の負け」。3日後の本番に向け、強い口調で言い切った。