日本ラグビー史上屈指のスター選手として活躍し、日本代表主将、監督も務めた平尾誠二氏が20日、死去した。53歳だった。

 伏見工ラグビー部ゼネラルマネジャーで、高校時代に平尾誠二さんと同期生だった高崎利明さんは20日、訃報を聞き「人を引きつける魅力があり、彼の周囲には、いつも良い人材が集まっていた。病気のことは知っていたが、復活すると信じていた」と無念さをにじませた。

 2019年に日本で開かれるラグビーワールドカップの会場である大阪府東大阪市の担当者は「ミスターラグビーと言える偉大な存在。ワールドカップでも尽力していただきたかった」と話した。