選手前代未聞の一時帰国! 日本スケート連盟が、来年2月の平昌五輪でフィギュア女子選手に対し、大会期間中の一時帰国を検討していることが11日、分かった。伊東秀仁フィギュア部長が「選手がいい環境で競技できるように。女子は1度、日本に帰ることができる」と明かした。

 フィギュアは団体戦が来年2月9~12日に行われる。男子ショートプログラム(SP)は中3日の同16日に、女子SPが中8日の同21日に始まる。伊東部長は「男子は中3日だから現地調整でいけそうだが、女子は(帰国すれば)東京でも名古屋でもそれぞれのリンクで調整できる」。

 五輪開催地ではあらかじめ決められた公式練習以外で氷には乗れない。14年ソチ五輪では浅田らが練習時間を確保するため一時的に隣国アルメニアに移動している。平昌は日本との時差がなく、移動距離も短い。伊東部長は「異例ですが、時差がない平昌だからこそできるプラン」と話した。