リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(22=東洋大)が、20年東京五輪で複数の金メダルに向かう。萩野を指導する平井コーチは14日、3年後に向けた青写真を披露。「(金を)たくさんとりたい」という萩野が金をとれる可能性がある種目として、200メートルと400メートルの個人メドレー、200メートル背泳ぎを挙げた。その上で「2フリ(200メートル自由形)も、そこ(金メダル)まで上げていければ」と見通しを示した。

 新しいターゲットは、背泳ぎと自由形だ。萩野は昨年9月に右肘を手術。リハビリを経て、昨年12月に水中練習を再開。平井コーチは「背泳ぎは(手術後に)良くなっている」と太鼓判。4種目目の自由形については「14年仁川アジア大会(200メートルで優勝)の時のように滑らかな動きになってくれば」と期待した。

 現在は4月の日本選手権(名古屋)に照準を合わせて調整中。その前に復帰戦を入れるかは流動的。平井コーチは「(日本選手権は)ぶっつけになる可能性はあるかな」と口にした。

 また金量産に向けて、萩野がブリヂストンと所属契約の交渉を行っていることが判明した。所属事務所のIMPRINT(インプリント)関係者は「交渉中です」と口にした。