リオデジャネイロ・パラリンピック車いすテニス女子シングルス銅メダルで、ダブルス世界1位の上地結衣(22=エイベックス)が、4連覇を逃した。今大会で2度目のペアだったデフロート(オランダ)とのコンビで、3-6、2-6でファンクート、グリフィユン(ともにオランダ)組に敗退した。

 第1セット3-1とリードしたが、上地は「自分がリードしきれなかった」と、4大大会初出場のデフロートとのコンビがかみ合わず。一気に7ゲームを連取され、そのまま押し切られた。

 いつものペアで、全豪ダブルス3連覇中2度の優勝で組んでいたホワイリー(英国)が、昨年末に左手首を疲労骨折。ペアを変えて挑んだが、「(対戦)相手はいつも勝ったり負けたりしている相手。いきなりのペアで勝ってしまったら、今までは何だったんだろうということになる」と、それほど甘くないことを強調していた。

 上地は28日に行われるシングルス決勝で、自身初の全豪シングルスのタイトルに挑む。