世界ランク5位で第1シードの錦織圭(27=日清食品)が、今季初クレーを逆転勝ちで飾った。

 同50位のディエゴ・シュウォーツマン(24=アルゼンチン)に5-7、6-2、6-2のフルセットで勝ち、準々決勝では同41位ので第6シードのジョアン・ソウザ(27=ポルトガル)と対戦する。

 錦織は、出だし早々に相手のサービスゲームを破り2-0とリード。しかし、そこからミスが生まれ始め、5-7と逆転を許した。ただ、地力は錦織が上。第2セットに入ると、攻撃に転じた錦織が相手のミスを誘い、そのまま逆転で勝利をものにした。

 最終セットの2-1リードで、左すねにマッサージを受けた。クレー特有の滑るフットワークなどに、なれていないこともある。

 錦織は、昨年まで4連覇していたメンフィスオープンの出場をやめ、5年ぶりに、この時期、クレー大会の出場を選んだ。クレー、ハード、芝の3種類のコートで、クレーが0・718と最も勝率が高く「ポイントを取りに行きたい。新たな挑戦」と話していた。