平昌五輪につながる3月のカーリング混合ダブルス日本選手権(1~5日、北海道北見市)に出場する小笠原歩(38=北海道銀行)が17日、札幌市内で会見した。

 5日まで行われたチーム戦での日本選手権では、準決勝で敗れ平昌への道は閉ざされたが、日本カーリング協会の強化委員会推薦枠で、平昌五輪から採用される新種目で再度、五輪を狙うことになった。「チーム戦で負けて五輪に出られないことは結果として受け止めている。混合ダブルスで通用するかどうかは未知の世界。今は平昌より、日本でどれだけプレーできるかに意識を置きたい」と話した。

 06年トリノ、10年バンクーバー五輪で日本代表監督を務めた阿部晋也(37)とペアを組む。

 また、同じく混合ダブルで推薦出場する吉村紗也香(25=北海道銀行)と松村雄太(27=札幌)組、小野寺佳歩(25=北海道銀行)と谷田康真(22=札幌)の2組も会見に臨んだ。小野寺は第1回大会に父親と一緒に出場し3位に入っているが「今回の方が頼もしいパートナーがついているので、出るからには優勝を目指したい」と意気込んだ。