ＳＰ４位の三原舞依（神戸ポートアイランドクラブ）がフリー１３４・３４点、合計２００・８５点の自己ベストで初優勝した。

　同１０位の樋口新葉（日本橋女学館高）は１１３・２２点、合計１７２・０５点で９位、同９位の本郷理華（邦和スポーツランド）は１０８・２６点、合計１６７・４２点で１０位だった。

女子で優勝した三原はメダルを手に笑顔を見せる（撮影・山崎安昭）

＜総合成績＞

優勝　三原舞依

　冒頭の３回転ルッツ－トリプルトーループはうまく着氷。続く３回転フリップも着氷。時折笑顔を見せながらステップを刻む。中盤の２つ連続ジャンプもミスなく着氷した。終盤の２つのジャンプも難なくこなした。演技後は笑顔をみせ客席の声援に応えた。

＜コメント＞

　４大陸選手権での目標は達成できたのでよかったが、最初に少し緊張してしまい、いつものとびきりの笑顔でなかったが、最後まで滑ることが出来てよかった。先生と目標にしていた２００点台を出せて、飛びあがるほどうれしかったがキスクラでは飛び上ってはいけないかなと思い、バタバタしながら喜んでいた。夢のような舞台で、この大きな得点を頂いて幸せだなと思いました。ここ一週間ほど練習からミスが続いていて、今日の朝も緊張した中で練習していて、この大舞台で練習の成果を出せなかったら悔しいことなので、それを意識しながら最後まで「自分はやってきたんだ」という自信の中で滑ることができたかなと思います。

女子フリーの演技をする三原（撮影・山崎安昭）

女子フリーの演技をする三原（撮影・山崎安昭）

女子フリーの演技を終えてガッツポーズする三原（撮影・山崎安昭）

９位　樋口新葉

　冒頭の連続ジャンプはうまく着氷。その後は全身を使い演技を行う。しかし、３回転サルコーが２回転に。２回転アクセルは両足着氷。その後の予定していた３回転フリップがシングルとなった。最後の３連続ジャンプはうまく着氷した。点数を待つ間、樋口は涙を見せた

＜コメント＞

　ショートもフリーも、本当にあり得ないくらい悪かった。世界選手権までには、しっかり練習したい。ジャンプのミスもそうですし、一昨日（ＳＰ）はステップのレベルが獲れてなかったので、３回転ルッツ－トリプルトーループが入ったのは良かったが、本当に何も残せてない感じなのでしっかり反省したい。本当に自分自身に残念なので、来月までに完璧にしたい。

女子フリーの演技を見せる樋口（撮影・山崎安昭）

女子フリーの演技を見せる樋口（撮影・山崎安昭）

10位　本郷理華

　冒頭の３回転ルッツ－トリプルトーループは難なく着氷。続く３回転もうまく着氷したが、３つ目のジャンプで転倒してしまう。予定していた連続ジャンプは回転が足りなかった。演技後は少し悔しそうな表情を見せた

女子フリーの演技をする本郷（撮影・山崎安昭）

女子フリーの演技をする本郷（撮影・山崎安昭）