男子プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道は21日、白鴎大の川辺亮平(21)の新入団記者会見を行った。同大を主将としてインカレ3位に導いた期待のルーキーは「1歩1歩頑張って、将来は日本代表」と高い目標を掲げた。

 チームは順位を1つ落とせば降格プレーオフの圏内に入る危機的状況だが、19日は西地区首位の三河を撃破。その勢いをルーキーが加速させる。12月に特別指定選手で田原隆徳(22=札幌大)、1月には関野剛平(22=東海大-東海大四高)とプロ契約を交わしており、14年2月に明大から入団した西川貴之(25)以来いなかった大学生ルーキーが一気に3人にまで増えた。「若手が活力を与えてくれるはず」と水野宏太監督(34)は期待を寄せる。

 先行して入団した田原、関野はすでにリーグ戦に出場、ともに3得点を挙げている。唯一、来季契約の保証がない田原が「気持ちを強く持ってはい上がる」と闘志をむき出しにすれば、大学のリーグ戦で川辺とマッチアップした関野は「(川辺は)非常にやりづらい選手」と警戒する。折茂武彦(46)は「3人が競い合って、チームを強くしてほしい」と目を細める。ライバル心をむき出しにする新人3人が、チームに活力を与える。【中島洋尚】