バスケットボールBリーグ新潟アルビレックスBBは27日、26日の大阪エヴェッサ戦(アオーレ長岡)で、大阪の木下博之選手(37)に対し、一部観客から不適切な行為があり、事実確認をした上で厳正な処分を検討していることを明らかにした。

 木下選手が26日、自身のツイッターで、試合終了後に観客から呼ばれて近づいたところ、顔をなぐる動作をされたことを発信。それを見た新潟の球団関係者が大阪側に確認と謝罪を行い、リーグに報告した。

 球団関係者は「現在、ビデオで事実確認をし、不適切行為を行った個人を、ほぼ特定ができた状況」と言う。近日中に特定個人と連絡を取り、事情聴取を行う予定。処分内容についてはリーグと検討中で、球団独自の処分も行う方向でいる。Bリーグで観客による不適切行為が報告されたのは今回が初。事実であれば選手に対する暴力的な威嚇行為とも取られ、無期限入場停止を含めた厳しい処分が予想される。

 球団関係者は「木下選手をはじめ、大阪の選手、スタッフ、ブースターの皆さまにご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございません。今後、事実が確認され、処分等が決定した段階で正式に発表します」と話している。