スピードスケート女子で中長距離のエース高木美帆(22=日体大)が19日、故郷の北海道明治十勝オーバルで行われた、ジュニアアスリート「夢応援塾」にゲストとして参加し、スケート教室を行った。

 薄化粧で登場した“先生”は、実際に滑りを披露したほか、集まった約100人の小学生を直接指導した。またトークショーでは「平昌五輪のパシュート(団体追い抜き)で金メダルを。個人種目では自分より上の選手に勝ちたい」と来年の平昌五輪での目標を掲げた。

 今季はW杯の個人種目で2勝を挙げ、3月の世界選手権では日本人17年ぶりとなる銅メダルを獲得するなど飛躍した。「まだまだレベルを上げていかないと上には追いつかないと思えたシーズンだった。地元の子どもたちと触れ合って初心に戻れた。元気を与えられる滑りを平昌で見せられるように、これからも精進していきたい」と誓いを立てた。