最終日の団体戦を行い、男子(勝ち抜き試合)は桐蔭学園(神奈川)が大成(愛知)を1人残しで下し、12年ぶり2度目の優勝を飾った。

 桐蔭学園は決勝で次鋒の村尾三四郎(1年)が、その名に違わぬ3人抜きの大活躍。大成の大将・東部直希(2年)に3人抜きを返されたが、最後は大将・関根聖隆(2年)が東部に優勢勝ちした。男子最優秀選手には関根が選ばれた。

 桐蔭学園は夏の高校総体は県予選で敗れ、出場すらできなかったが、その鬱憤(うっぷん)を晴らした。

 女子(点取り試合)は夙川学院(兵庫)が大成(愛知)に1-1とされたが、内容勝ちし、初優勝を飾った。

 夙川学院は決勝で52キロ級で個人優勝の阿部詩(うた、1年)が、先鋒で値千金の反則勝ち。中堅は引き分け、相手大将に優勢負けでしのいだ。最優秀選手には阿部が選ばれた。

【男子成績】

◇準決勝◇

大成(愛知)-代表戦勝ち-崇徳(広島)

桐蔭学園(神奈川)-3人残し-延岡学園(宮崎)

◇決勝◇

桐蔭学園(神奈川)-1人残し-大成(愛知)

【女子成績】

◇準決勝◇

大成(愛知)2-1南筑(福岡)

夙川学院(兵庫)2-0敬愛(福岡)

◇決勝◇

夙川学院(兵庫)1-1(内容勝ち)大成(愛知)