東地区3位の千葉ジェッツが首位栃木ブレックスの地区優勝に待ったをかけた。

 地区優勝マジックを1とした栃木とアウェーで対戦。各クオーター(Q)ごとに流れが変わる展開を、第4Qの効果的な攻めで勝ちきった。

 第4Qの終盤は、司令塔・富樫勇樹や、守備の要タイラー・ストーンをベンチに置き、シーズン中もやったことのない5人で臨んだ。それでも、日本代表の小野龍猛が、相手とのミスマッチを利用し、攻撃の起点となると、4分過ぎから点差を徐々に広げていった。11得点した小野は「4Qのラインアップはシーズン初だが、そこで勝ち切れたことは大きい。1人1人の選手が自分の役割を理解して試合をやっていると、ここ何試合かはすごく感じている」と話した。

 これで、リーグ戦は40勝16敗。首位栃木との対戦成績も、全日本総合を含めると4勝4敗の五分となった。「プレーオフではどことやってもいい感じがしている」とチーム状況に手応えを口にした。