100キロ超級の王子谷(おうじたに)剛志(24=旭化成)が、05年の鈴木桂治以来12年ぶりとなる2連覇を達成した。

 決勝で100キロ級のウルフ・アロン(21)を延長戦の末、指導を奪い優勢勝ち。昨夏のリオデジャネイロ五輪に出場できなかった悔しさを胸に世界選手権(8月開幕、ブダペスト)の切符を初めて獲得した。100キロ超級には王子谷とリオ五輪同銀メダルの原沢久喜が選ばれるなど男子代表9人が出そろった。

 ◆準決勝で王子谷に敗れた七戸龍の話 全日本のタイトルを欲しかった。目の前の試合に勝ち続け、自分の柔道を完成させたい。

 ◆3回戦で敗退した小川雄勢の話 優勝だけを狙ってきたので納得いかないです。