コッキナキス(21=オーストラリア)が初顔合わせの錦織圭(27=日清食品)を苦しめた。

 11個のサービスエースを奪い、球速が大幅に落ちる相手の第2サーブを次々とたたいた。徐々にミスが増えて逆転負けを喫したが、好プレーで見せ場をつくった。

 2015年の全仏で10代ながら3回戦に進出。自己最高の世界ランキング69位をマークしたが、右肩の手術で長期離脱した。公傷制度で出場した21歳の有望株は「(第2セットから)錦織はレベルを上げ、自分は身体的に大きく落ちた。体の状態があと5~10%良かったら、試合は変わっていたかもしれない」と悔しがった。