フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズNHK杯の公式練習が9日、会場の大阪市中央体育館で行われ、羽生結弦(22=ANA)が右足を負傷するハプニングが起こった。

 この日は午前練習を休み、午後15時50分から40分間の練習を開始。体をほぐした後、4回転-3回転の連続トーループ、4回転サルコー、同ループなど予定のジャンプを丁寧に確認していた。異変が起きたのは午後4時過ぎ。4回転ルッツを跳び、転倒した後、右足を気にするしぐさをし、ゆっくり足をひきずりながらリンクを回った。同12分ごろにいったん練習をやめ、リンクから出た。

 だが、すぐに氷上に戻り、予定通り、順番が回ってくると、フリー「SEIMEI」の曲かけ練習を実施。ジャンプは跳ばず、険しい表情で振り付けの確認をするにとどめた。練習を終えると、すぐに会場を後にした。足の状態は、現段階では不明。