ラグビーの国際統括団体ワールドラグビー(WR)は20日、19年ワールドカップ(W杯)日本大会に出場する20チームが期間中に1次リーグで使用する「公認キャンプ地」について、59自治体、52件が内定したと発表した。大会組織委員会も同日発表した。

 3連覇を狙う世界ランキング1位のニュージーランド代表は大分県別府市など、同3位でエディー・ジョーンズ監督率いるイングランド代表は共同応募した宮崎県と宮崎市や札幌市、神戸市などに内定した。アルゼンチン代表が使う福島県は東日本大震災の東京電力福島第1原発事故後に対応拠点となったサッカー施設「Jヴィレッジ」が滞在地になるとみられる。

 ◆ラグビーW杯 4年に1度の世界一決定戦。1987年に16カ国・地域が参加して始まり、99年の第4回から出場枠が20に増加。19年日本大会はアジア初開催で9月20日に開幕し、11月2日に決勝が行われる。優勝回数はニュージーランドの3度が最多。オーストラリアと南アフリカが2度ずつ制し、北半球勢の優勝は03年大会のイングランドのみ。優勝杯は競技の起源とされる人物に由来する「ウェブ・エリス・カップ」。