フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(26=ANA)が24日、今季初戦となる全日本選手権(27日まで長野市ビッグハット)の公式練習に参加した。午後0時45分からの第1グループに登場。4大陸選手権(韓国)のフリーで「SEIMEI」を舞った2月9日以来319日ぶりに、氷上に立つ姿を見せた。

終了後、報道陣のオンライン取材に対応。公式練習を終えた感触を聞かれ「久しぶりに複数の人数で滑れて。ある意味、新鮮で。僕にとっては久しぶり。楽しい感覚もありました」

全日本選手権出場の決断に至った背景、考えの変化には「考えは変化してないです。全く。自分の個人的な考えとしては、なるべく感染拡大につながるような行動はしたくない。第3波の中で出ていいのか、かなりの葛藤がありました。でも、4大陸選手権もなくなってしまった中で、どうしても世界選手権に向けて、選考会として必須で出ないといけないので。そして、僕自身の希望をつなぐために出させていただいた」

【木下淳】