<女子レスリング:世界選手権>◇2日目◇12日◇東京・代々木第1体育館◇48キロ級、63キロ級

 五輪2連覇の伊調馨の代役として世界選手権に初出場した63キロ級西牧未央(中京女大)が見事に初優勝を飾った。決勝のボロソワ(ロシア)戦は2―0で圧勝した。当初67キロ級にエントリーしていたが、伊調馨の欠場で本職の63キロ級にスライド出場した大会で、日本女子が生んだ20人目の世界女王となった。「今後は63キロ級で戦いたい。(伊調)馨さんは世界で一番強い人なんで、どこまでやれるか分からないけど頑張りたい」と打倒伊調馨を誓った。

 48キロ級の坂本真喜子(自衛隊)は準決勝で敗退しながら3位決定戦でデメト(トルコ)に第1ピリオド1分20秒でフォール勝ち。なんとか3位に入り「(ロンドン五輪への)第1歩になると思う」と話した。