日本レスリング協会は27日、都内で男子強化委員会を開催した。終了後、佐藤満男子強化委員長が会見。12年ロンドン五輪を目指すコーチ陣に若手を多数登用することを発表した。

 主なコーチはフリーではアテネ五輪60キロ級銅メダルの井上謙二(32)、同55キロ級銅メダルの田南部力(33)、北京五輪出場を逃した後に引退を表明した96キロ級の小平清貴(29)ら。グレコローマンは北京五輪84キロ級代表で五輪後に一線から退くことを表明していた松本慎吾(30)、北京五輪出場を逃して引退を表明した豊田雅俊(32)ら。佐藤強化委員長は「ロンドン五輪で金メダルを取るという目標を全員で確認した」と満足げに話していた。