セーリング女子470級の北京五輪代表、近藤愛(28)、鎌田奈緒子(25=いずれもアビーム)がコンビを解消したことが13日、分かった。日本セーリング連盟関係者によると、鎌田が昨年12月末で現役引退を決意し、かじを操るスキッパーの近藤は新ペアと2012年ロンドン五輪を目指す。

 北京五輪は直前の世界ランキングで1位となって注目されたが、序盤の出遅れが響いて10艇による最終レース進出を逃し、14位だった。04年アテネ五輪後に組んだ2人は06年に世界選手権で2位、ドーハ・アジア大会で金メダルに輝くなど数々の実績を残した。男女区別なく実施される07年全日本選手権で女子ペアとして史上初めて優勝した。