国際バイアスロン連合(IBU)は13日、昨年の世界選手権女子15キロで優勝したエカテリーナ・ユーリエワ(ロシア)とほかのロシアの2選手がドーピング検査に陽性反応を示し、平昌で14日から開催される世界選手権への出場停止が決まったと発表した。

 同連合は先週、数人の選手が禁止薬物に陽性反応を示したため暫定的に出場停止処分を科したが、選手名を公表していなかった。IBUのベッセベルグ会長は記者会見で「われわれは世界で最も強いチームの1つである国での、大規模な組織的ドーピング問題に直面している」と話した。

 陽性反応を示した3選手は、IBUが詳細な検査結果を得た後に処分が下されるが、2010年バンクーバー冬季五輪出場の道が絶たれる可能性もある。