第8回スポーツと環境世界会議は30日、カナダのバンクーバーで開幕し、市内で建設が進むバンクーバー冬季五輪の選手村は、トイレ水洗に雨水を利用するなど環境重視の設計であることが報告された。

 昨夏の北京五輪の組織委員会からは、水の膜のようなフッ素樹脂フィルムで覆われた水泳会場の「水立方」では、1日平均9時間半は自然光が入り、約30%の光熱費節約になったなどの報告があった。

 国際オリンピック委員会(IOC)と国連環境計画(UNEP)が共催する同会議は、最終日の31日に環境改善へのスポーツ界の取り組みを定めた宣言を採択する。