陸上部の男子部員(退学処分)が大麻事件などを起こした日体大が箱根駅伝のシード権はく奪など厳罰処分の裁定を不服として関東学生陸上連盟に反論文を提出した問題で、関東学連は18日、東京都内で質問状について対応を協議し、20日にも日体大に対して処分を変更しない旨の回答書を送付する方針を固めた。

 日体大は17日、関東学連が発表した裁定について、落合卓四郎学長名で「連帯責任を負わせることは理解できない」「3カ月出場停止の根拠が不明」など不服とした4項目に回答を求める質問状を提出した。協議した関東学連幹部は「見解の相違があるようだ。先延ばしするのは日体大にとってもよくない」と話した。